インプラントとは?

インプラントの構造は、アパッチメント(支台部)とインプラント体(歯根部)の2つに分けられますが、この上に補綴物(人工歯)をかぶせる治療です。

インプラントは「チタン」で作られていますので、金属アレルギーの方にも安心です。

インプラント費用

初診料

検査料(あご骨X線・CTコンピューター・分析・模型の作製)

手術費

インプラント本体の材料費

術前・術後の薬代

術後の経過観察

型取り

上記構造の費用すべて含め25万~30万円/本

天然歯

天然歯の表面は、中の象牙質を保護するために、硬いエナメル質で覆われています。個人によって歯の色と形は異なります。

天然歯の歯根膜は、あごの骨に歯根をしっかりと固定する役割があります。

インプラント

セラミック人工歯は、天然歯の色と形に合わせることが可能です。

アパットメント(支台)は、人工歯とインプラント体(人工歯根)を固定します。

インプラント体は、強固な土台としての役割があります。表面は、骨と結合するようにデザインされています。

インプラントの構造は、アバットメント(支台部)とインプラント体(歯根部)の二つに分けられます。 この上に上部構造補綴物(人工歯)を被せます。

インプラントは人体との親和性が高いチタンでつくられているので金属アレルギーの方も安心です。天然歯のような審美性と、これまでの入れ歯やブリッジでは難しかった自分の歯のように噛めるという機能性が回復します。自分の歯とほとんど変わらない見た目や噛み心地で、会話や食事を楽しむことができます。

インプラント治療を受ける前に

骨が溶けてしまっている場合

サイナスリフト

サイナスリフトは、歯が生えていた部分の側面の歯ぐきからアプローチしていきます。骨の厚みが3~5mmよりさらに少ないときや、多数の歯が欠損しているときに行います。この場合、骨移植と同時にインプラント埋入をすることは困難になります。それは、骨が薄すぎてインプラントの固定が難しいからです。ですから、まずは骨移植のみを行い、骨がしっかりできるまでに3ヶ月~6ヶ月待ちます。無事に移植骨が固まったらインプラントの埋入になります。基本的にはこのように骨移植とインプラント埋入を別々に行いますので、歯が入るまでさらに4ヶ月~8ヶ月かかります。

ソケットリフト

ソケットリフトは、歯の生えていた部分から(歯を抜いたときはその穴から)アプローチしていきます。
サイナスリフトは、インプラントが埋入したときにしっかりと骨で固定されていることが大原則です。ソケットリフトは、しっかりとインプラントが固定できるだけの骨の厚み(最低3~5mm)がないとできません。メリットとして、骨の移植と同時にインプラントを入れることができますので、はじめに骨移植のみをするような場合よりも、歯が入るまでの期間が約3ヶ月ほど短縮されます。
また体への負担もサイナスリフトと比べると少ないので、腫れや痛みがほとんどありません。

骨移植

歯槽膿漏や虫歯で歯を失うと、歯ぐきが痩せたように見えますが、 これは歯を支えていた骨が溶けてしまったことが原因です。このような場合、骨や歯ぐきを移植することで、元の健康な状態に戻すことができます。骨移植とは、骨の再生を図る治療のことで、歯周組織再生療法の1つです。
インプラント治療は、まずインプラントをしっかりと支えるための骨の深さと厚さが充分にあるかが一番重要な条件です。
もし骨が無くなってしまっている場合でも、インプラント治療を可能にすることができます。

インプラント治療の流れ

最終的な歯が入るまで、下顎で3~4ヶ月、上顎で4~6ヶ月というのが平均的な期間です。
上顎は下顎に比べ骨質がやわらかいので少し時間がかかります。
また、インプラントを埋め込む部分に十分な骨がない場合は、骨量を増やす手術が必要となります。

無料カウンセリングと術前検査

十分なカウンセリングを行った後、レントゲン、口腔内写真撮影などから最適な治療方法を診断し、 今後の治療計画、費用など説明します。不安なことがある時はどんなことでも遠慮なくお話しください。

インプラントの埋込手術

インプラントを顎の骨に埋め込みます。手術は1回で行う1回法と2回に分けて行う2回法が有ります。
1回法は顎の骨が硬くて量も十分ある方に向いている方法です。患者さんの希望と口腔内検査の結果を考慮し医師が適した方法を判断します。手術は無痛麻酔で行うので、痛みはありません。

1.ドリルで表面の骨を削る

2.インプラントを挿入する穴を作る

3.インプラント挿入

結合安定期間

インプラントと顎の骨がしっかりと結合するのを待ちます。骨の状態により異なりますが通常は2~3か月で安定します。

人工歯の装着

噛みあわせを確認しながら人口歯を装着。インプラント治療の完了です。

メンテナンス(定期検診)

インプラントの寿命を長く保つためには天然歯と同じように正しいケアが必要です。
治療後は半年に1度の定期検診を受けてください。検診では、かみ合わせのチェック、インプラント周囲の歯周病予防、正しいブラッシング法の指導などを行います。

インプラント、義歯・入れ歯、ブリッジの比較

インプラント

平均寿命10年以上または半永久的

  • 自分の歯と同じように、違和感なく噛める
  • 見た目が美しく、天然歯とほとんど変わらない
  • 健康な歯を削る必要がない
  • 自分の歯を多く残せる
  • 手術が必要
  • 保険適用外のため治療費が高くなることがある
  • 比較的、治療期間が長い
  • 全身疾患の状態によっては行えない場合がある
    (重度の糖尿病など)

インプラントとは人工歯根のこと。「第二の永久歯」とも呼ばれています。歯と同時に失った噛む力を取り戻すためだけでなく、残った健康な歯を守っていくためにインプラント治療は有効な手段です。

インプラントの構造は、アバットメント(支台部)とインプラント体(歯根部)の二つに分けられます。 この上に上部構造補綴物(人工歯)を被せます。

インプラントは人体との親和性が高いチタンでつくられているので金属アレルギーの方も安心です。天然歯のような審美性と、これまでの入れ歯やブリッジでは難しかった自分の歯のように噛めるという機能性が回復します。自分の歯とほとんど変わらない見た目や噛み心地で、会話や食事を楽しむことができます。

義歯・入れ歯

平均寿命4~5年

  • 自費の材質によっては見た目がきれい
  • 比較的、治療が簡単で、治療期間が短い
  • 保険適用であれば比較的安価
  • 硬いものが食べにくい
  • 留め金など見た目が良くない
  • 発音がうまくできない場合がある
  • 食べ物が入れ歯に挟まると、むし歯の危険性が高まる

義歯・入れ歯は失った歯の大切なかわりとなるものです。歯が1本もない人のための総義歯(フルデンチャー)と、部分的に歯がない人のための部分床義歯(バーチャルデンチャー)があります。
いずれも歯を抜いた部分の歯ぐきの粘膜で咬む力を支える構造になっています。このため、口の中の形態を正確に型取りすること、また粘膜の状態に合わせて義歯を微調整し、精密に適合させることが必要となります。

また、歯を抜いたまま放置していると、残っている歯が徐々に移動し、かみ合わせが悪くなり、咀嚼力(食物を噛み砕く能力)が低下してしまいます。また、残っている歯への負担が大きくなり、歯周病などの病気の原因にもなってきます。これらを防ぐためにも、ご自身のお口にあった義歯・入れ歯が必要なのです。

ブリッジ

平均寿命7~8年

  • 固定されるので、あまり違和感がない
  • 自費の材質によっては見た目がきれい
  • 治療期間が短い
  • 保険適用であれば比較的安価
  • 支えになる前後の健康な歯を削らなければならない
  • 支えになる歯に大きな負担がかかる
  • 食べ物が歯肉とブリッジの間に挟まると、むし歯の危険性が高まる

歯を抜歯した後、抜歯した歯の前後の歯を削って橋のようにつなげる方法です。
抜歯をするとそこには歯の隙間ができます。そのままにすれば周りの歯が動いて噛み合わせが悪くなったり、咀嚼力(食物を噛み砕く能力)の低下、残った歯への負担が大きくなり歯周病などになりやすくなります。そこで残っている前後の歯を土台にして橋(ブリッジ)をかけるように、2本の歯で3本の歯を作ります。違和感も少なく自分の歯のように噛めるのが特徴です。

ただし、前後の歯を削りブリッジの土台にするので、前後の歯が健康で丈夫であることが一番の条件になります。また、抜歯したのが奥歯だったりなど土台になる前後の歯がない場合も、ブリッジは使用できません。ブリッジが選択できない場合は、入れ歯かインプラント治療になります。
歯の位置にもよりますが、保険で治療できるのは連続で2本の欠損までになります。

インプラントの治療・プロセスについての疑問

正しい確実な治療のポイントは?
顎の骨は人によって厚さや角度がかなり異なりますので、2次元的なレントゲン写真撮影に頼ると、神経や血管を傷つける危険性が高くなります。CTの撮影は3次元的な判断が可能となるのでインプラントの手術には必須と言えます。
インプラントの治療期間について
通常の手術であればインプラントを入れてから約3~4ヶ月で終了します。
1回目:インプラントを骨の中に入れて固定します。
2回目:約2週間後、糸を抜きます。
3回目:約2ヶ月後(上顎では3ヶ月後が多い)、インプラントが骨とくっついたら歯型をとります。
※インプラントが骨とくっつくことをインテグレーションといいます。
4回目:歯型をとって約2週間後に、被せ物(クラウン)をセットします。
治療期間中は、歯が全く無い状態で過ごすのでしょうか?
基本的には、仮の歯を入れます。
インプラント手術にかかる時間は?
インプラントの埋入には、一般的には、2~3本のときは麻酔の導入のときから計算しても1.5~2時間程度で終わります。
手術は痛いのですか?麻酔はどのようにするのですか?
手術中は抜歯のときと同じ局所麻酔を行いますので、痛みはありません。(術前から痛み止めを飲んでもらいます)
ただ痛みの感じ方には個人差があるので、中には多少の傷みを感じる方もいます。術後の内出血を生じる結果、顔の皮膚の一部が紫色になることがあります。これは痛みは伴いません。
約一週間程度で消失します。
インプラントの被せ物の種類はどのようなものがありますか?
インプラントの被せ物には、ハイブリッドレジン、セラミック、新しい金属のジルコニアやハイブリッドセラミックもあります。
ただ、奥歯の咬み合わせがとても強い場合は、やむなく、金属を被せることもあります。
メンテナンスとは。どのようなことをするのですか?
メンテナンスとしては、セットした後、最初は1週間後、次は2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後、と経過観察を行っていきます。その後、年間に2度来院して頂きチェックしていきます。インプラントは歯と同じで、周囲に汚れが付くと徐々に周りの骨が無くなっていきます。その結果、動くようになり失敗を引き起こします。その様なことが無いように、プラークが付着しないための歯のブラッシングの指導や、咬み合わせのチェックを行います。

今現在の歯の状況についての疑問

総入れ歯を使っているのですが、インプラントはできますか?
インプラントは歯がなくても、骨があればできます。
ただ、埋め込むのに十分な骨の厚さがない場合は、骨移植も考えることもあります。
金属アレルギーを持っているのですが、可能ですか?
インプラントは純チタンで出来ているので、金属アレルギーの方でも大丈夫です。
また、被せ物に関しては、通常は合金を使用しますが、チタンやジルコニアも用意することが出来ます。
歯周病で歯がグラグラしていますが、インプラントは可能ですか?
歯周病ですと、周囲の骨を必要以上に失っている場合があり、特に上顎の場合は手術が必要なときもあります。
歯周病は骨をとかしてしまいますので、放置するとインプラントの際に特別な処置が必要になることがあり、費用も時間も余計にかかってしまいますので、早急に対応なさることをお勧めいたします。
部分入れ歯を使っているのですが、インプラントは可能ですか?
歯がない状態で長期間放置しておいたり、合ってない入れ歯を入れ続けている場合などは、骨が少しずつ無くなっていく危険性があるので、早めに医師に相談することをお勧めします。

インプラントの費用についての疑問

ローンは使えますか?
ローンをご利用できます。
ローンは保証はありますか?
当医院では、セット後最長10年保証します。期間中は、年2回メンテナンスにご来院下さい。最長10年保証といってもインプラントが10年しかもたないわけではなく、経験的には20年以上もつという印象です。
インプラントにかかる費用は?
一般的な場合は、全て含む料金、一本25万で行っております。
できるだけ高価にならないようなプログラムを組むように努力しています。
メンテナンスの費用は?
メンテナンスの費用は、通常1回につき5千円を頂いております。

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